ソフトバンクとau、「4S」販売が混乱 顧客情報システムの不具合で受け付け中断も ― 2011年10月14日 13時01分56秒
ソフトバンクモバイルとKDDIが14日午前から発売した米アップル製のスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4S」で、両社とも発売直後から顧客情報システムなどでトラブルが起き、店頭の一部で商品を渡せない状態になっている。

ソフトバンクモバイルは店頭で顧客情報を登録・管理するシステムに不具合が起きていると明らかにした。トラブルが起きたのは、携帯電話で顧客情報などを記録する「SIMカード」を新たに登録するシステム。ソフトバンクは原因について「想定以上の予約があったため」(広報)と話している。
障害は全国のソフトバンク直営店や量販店で起きたもよう。同社広報によると、午前11時の段階で、復旧したという。トラブルの間、同社では顧客情報を用紙に手書きで処理するなどして、販売を継続した。
一方、KDDI(au)も登録システムの一部にも障害が発生した。午前10時現在、端末を渡せない状況が続いているという。
両社のトラブルで開店から1時間以上も顧客が商品を購入できない状態が続いた大阪・心斎橋の「アップルストア心斎橋店」など、販売店は混乱した。
